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2024年08月15日

終戦79年・8月14日にサガテレビ・NHK佐賀で放送された多久市在住女性の出版について

終戦79年、各地の戦争体験者の方々の証言がまとめられメディアに取り上げられる8月です。今年は特に沖縄慰霊の日(6月23日)にも取材を強化されていると感じました。

8月14日18時台、サガテレビでは、「満州からの引き揚げ経験 自身の体験まとめ出版」
同時間帯にNHK佐賀では、「シベリア抑留で亡くなった父への思い歌で語り継ぐ女性」
として佐賀県多久市在住の87代女性・坂口康子さんのお話を放送。

番組内で紹介された本『蟻のなみだ』について、編集工房edicoよりご案内します。

この出版物は坂口康子さんが30年前に書いた原稿を2023年の1月より編集し2023年8月、当店より発刊しました。手書きの原稿を、支援者である最所和泉さんという多久市の男性がWord文書にし、データとして渡してくださいました。その後、わたしは佐賀市から多久市に赴き、3者での打ち合わせを重ね、本づくりを進めていきました。またクラウドファンディングを実施した後、さまざまな方よりサポートいただき無事に印刷へとこぎつけ、出版に至りました。

arinonamida


約半年の共同の「本づくり」を経て、ISBNコードを当方が取得し出版事業を行っています。それからの坂口康子さんの広報活動はめざましく、知人からその関係者の方々へと伝わり、講演の機会も増えて時々当店も出張本屋として同行しています。

2024年6月に3000部を重版させていただきました。その中でも少し直したところがあります。「蟻」にふりがなをつけたり、と全体的に若い人にも読みやすく、との思いから、再び3者でチェックし二版が完成しました。

「すべて事実を書いている」という通り、少女の頃に体験した出来事を心情を織り交ぜながら言葉に表し、今も抱えながら生きていらっしゃいます。平和への願いを伝えたい、そしてレクイエムの思いが坂口さんの言葉に、また歌に込められ、このように拡がっていったのではないかと思います。

どちらの放送も、本では知り得なかった細部の状況をお話しされていて、それもまた当時のことがわかる証言でした。

サガテレビで「自費出版」「300冊を自費出版しすべて無償で配布」「今は手元にはない」と放送されていましたが、現在第二版を書籍として販売中です。現在「紀伊國屋書店佐賀店」「佐賀之書店」にて取り扱っていただいています。

インターネットからもお買い求めいただくことができます。ぜひお手にとっていただければ幸いです。
https://edico.base.shop/


蟻のなみだ




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Posted by 編集工房edico at 07:00│Comments(0)その他編集
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