スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新の無いブログに表示されています。
新しい記事を書くことで広告が消せます。
  

Posted by さがファンブログ事務局 at

2015年11月25日

zine気分~松本隆さんの言葉に思う~

こんにちは。edico高橋です。
日々の生活にとって、音楽はなくてはならないもので
edicoの名前も、実はあるミュージシャンの名前を
一部使わせてもらっている、なんて話をすると
興味を持つ人も持たない人もいらっしゃいますが
少しでも関心がある方にはCDをお貸ししたり
押し付けたりしています。

今夏、作詞家の松本隆さんの作詞活動45周年を記念し
風街レジェンド2015」というLIVEが行われたとのこと。
先日、BS朝日でその模様の放送があり
詞を提供された歌手やバンドなど
松本作品を提供された人たちがたくさん登場し、
昔から好きだった歌なども多かったので
ついつい見入ってしまいました。

イベントの最後に、松本隆さんが照れたように
言った言葉が妙に印象に残っています。

「自分の詞の原点は、子ども時代。
妹が小学校に入学してきて、彼女は心臓が
弱かったのだけれども、僕はランドセル
2つ分を背負って学校に行っていた」

あの頃の風景が松本さんの詞の根底にある、と。
そんな話を聞いたときに、
なぜだかzineとの共通点を感じてしまいました。

zineは、
「あまり大っぴらに言わないけれど伝えたい」
そんな気持ちを伝えるメディアだとも思っています。
未完成でも不完全でも曖昧でも構わない。

でもちょっとしたエピソードがzineに表れ
それを読んだ方が、その人にしかない感性に触れたり
共感したりする瞬間が愛おしいと思います。

何かを深く見つめる気持ち、誰かへ宛てた思い、
zineを作ることと、詞を書くという行為は
似ているのかもしれません。

緻密に作られたzine、無邪気に作られたzine
いろいろありますが、
一個人の純粋な創作物にこれからも目を向けていきたい。
そんな訳でこのブログに“zine気分”
と名付けました。

zineいろいろ

余談ですが、福岡でzineの活動をしている「SHE SAYS distro」さんに昨年初めてお会いしたのは「風街」という喫茶店でした。  


Posted by 編集工房edico at 11:13Comments(0)zine気分